はじめての一人読みにもおすすめ「1ねん1くみ」シリーズ
息子がまだ小学校に入学する前から、ちょこちょこと図書館で借りては読んでいたシリーズものの本をご紹介します。
「1ねん1くみ」シリーズとは
児童文学作家、後藤竜二氏による作品です。シリーズものとして刊行されていますが、調べたところによると、第1作目の「1ねん1くみ1ばんワル」は1984年の作品。
そしてシリーズラストを飾る「1ねん1くみ1ばんサイコー!」は、2009年発売。
これほどの長きにわたってシリーズが続いていたのはすごいことですね。
この作品の魅力は
絵本から児童文学へ移行する年長さん~小学校低学年ぐらいの子供(特に男の子かな)が気に入る要素がいっぱいです。字も大きめで読みやすく、一人読みを始めたばかりの子にもおすすめです。
なんといっても魅力的なのが、主要登場人物である「くろさわくん」のキャラクター。
とにかくヤンチャなトラブルメイカー。
ちょっとワケアリな家庭に育っているらしく、寂しさも見え隠れする。
みんな彼に手を焼きつつも、決して見捨てることのできない憎めない存在。
そんなくろさわくんを中心に巻き起こる物語が楽しく生き生きと描かれています。
先述したように、第1作目は1984年の作品ということもあり、時代背景などは現在とずいぶん違います。それでも不思議と古さを感じさせず、現代の小学生が読んでも違和感なく楽しめるようです。
息子のお気に入りは・・・
「1ねん1くみ1ばんでっかい!!」
何がでっかいのか。小学生男子が大好きなアレ💩です。
見事なまでに、最初から最後までウンチの話。下品じゃないとは言えませんが、ただ単に下品なだけではないですよ。このテーマでここまでストーリーを膨らませることができるなんて! と感心させられる内容です。もちろん、子供はゲラゲラ大笑い。
ぜひ、眉をひそめずに一緒になってゲラゲラ笑いながら読んであげてくださいね。